生産性向上は、企業間競争に勝つため、あるいは超高齢・少子化へ向かう日本には、重要な課題だと言われています。
これは、企業の利益追求には必要かも知れませんが、地球規模の広い視点に立ったとき、また長期的視点を含めると疑問を感じます。
今回はその弊害に焦点を当てました。
生産性向上の弊害
・地球資源の無駄使い。効率を上げるためなら、パソコンや設備の買い替え、建物のリニューアルなど、地球に負担がかかることが、二の次にされてしまう。
・近視眼的・短絡な思考に陥る。
・結果を重視する思考に陥る。
・人が病み、攻撃的になる。
その結果、社会不安が大きくなる。
・権力を持つ経営陣の生産性が棚上げされる。
生産性とは、人が楽しく、生き甲斐を持って働いた結果として表れるものだと思います。
順序を逆にしてしまうと、生産性より大事なものがないがしろにされます。
経営者目線で考える企業間競争の時代を終える必要があります。
今の地球をよく観察すると、明らかにそのツケは我々に跳ね返ってきています。
本気で持続可能な地球を考えるのなら、企業がすべき重要なことは、他にあると思います。
英都萬 2021年10月15日
パソコンは数年経つと使えないようにメーカーが仕組んでいます。建物のスクラップアンドビルドも公共事業団体や建設会社に仕組まれています。権力者は自分の評価はしません。せめて政治家を選ぶ投票ぐらいは行きたいですね。
以前勤めていた外資系メーカーでは、カスタマーサーベイ(顧客アンケート)で社員を評価して、もう一方モラルサーベイ(社員が上司を評価)が有ってお互い緊張感のある業務をしていました。日本の会社は一旦偉くなると、何もしなくなってお荷物になっています。多分、日本の企業は外資系にかないません。いずれシャープやジャパンディスプレーのように外資にのみ込まれるでしょう。