「禁煙」「禁酒」「ダイエット」人はなぜやろうと思っていることが、思うように出来ないのでしょうか?
私達は、これまでにどの位言い訳をしてきたのでしょう?
1度や2度ではないはずです。
今回は、この解決方法のひとつのパターンを考えてみます。
キーワードは「心地よさ」と「習慣化」です。
タバコを吸う時、お酒で酔う時、食べている時は、心地よいと感じています。
その感じを知っているから、やめられないのですよね。
やめようと思って頑張り始めるが、「心地よさ」に引っ張られ、戻ってしまう。
一大決心で何度も取り組もうとするが、いつも戻ってしまうのですよね、心地よい方へ。
そこで、ポイントである「心地よさ」に注目してみます。
これには2種類あります。
体験して知っている心地よさと、そうでない「心地よさ」です。
現状が心地良いというのは、身体が覚えています。
だからそこから離れようとすると、「心地よさ」の方へ戻されてしまいます。
それではどうするかというと、別の「心地よさ」をしっかり認識することです。
禁煙・禁酒・ダイエット後の思い描いていた健康的な感覚。
そしてそれを強く意識して、心の中で握りしめるのです。
それが実現したときのイメージを保持して下さい。
その状態が、まだ体験していない別の「心地よさ」なのです。
そっちの「心地よさ」へ引っ張ってもらうのです。
つまり、「今の心地よさ」と「別の心地よさ」の綱引きをするのです。
ここで、「別の心地よさ」が勝利する鍵が2つあります。
1.既に体験している今の心地よさに勝るくらいの、強いイメージを描くことです。
今の心地よさは強力です。
それに負けないくらいの「別の心地よさ」をイメージして下さい。
そして、それを描いて見えるところに貼るなどして、保持して下さい。
それでも、不安が残るので、ここでもうひとつの鍵です。
2.「別の心地よさ」へいくまでの努力する自分を誉めまくるのです。
「頑張っている自分は誇らしい」「同じ努力をしている人の手本になろう」など何でもいいのです。
懸命に「別の心地よさ」へ向かう自分を肯定し続けて下さい。
「今の心地よさ」へ戻されそうな考えが横切ろうとした瞬間、意識を別のものに向けて下さい。
2度と「今の心地よさ」のことに意識を向けないようにします。
ここでのポイントは、自分を誉めたり、肯定していると「心地よく」なると言うことです。
これを「肯定の心地よさ」と呼ぶことにします。
これで、2対1になりました。
「別の心地よさ」+「肯定の心地よさ」対「今の心地よさ」です。
ところで、最初に挙げたキーワード、2つありましたね。
まだ取りあげていない「習慣化」が、残っています。
「今の心地よさ」は、現在習慣になっているから、無意識のうちにそうなってしまうのです。
タバコを吸ったり、酒を飲んだり、生きるのに必要以上に食べたりするのです。
ではなぜ「別の心地よさ」を目指すのかというと、「別の心地よさ」を習慣化するためです。
結局、「心地よさ」に引っ張られるのですから、「今の心地よさ」を「別の心地よさ」に置き換えたいわけです。
そうすると、もう努力なしに無意識に出来るようになるわけです。
最後にまとめます。
現状習慣化し、無意識に引っ張られている「今の心地よさ」から脱出するために、意識が必要な「肯定の心地よさ」を利用しながら、無意識でできる「別の心地よさ」へ到達すると言うことになります。
無意識の今の心地よさ→意識が必要な肯定の心地よさ→無意識の別の心地よさ
「今の心地よさ」から「別の心地よさ」へ移行するプロセスは、努力というより、工夫して楽しんでやってみて下さい。
shingo 2021年3月23日 — 投稿者
奥様のアイデアは良いですね。
確かに、毎日見えるところに置かれると、姿見はこたえますよね。
ここ数年は、運動で追い込むことが無くなっていました。
少なくとも、たまには追い込まないとね。
英都萬 2021年3月23日
現状の心地悪さを意識させるのもいいです。私もころころ太っていたころがあったのですが、家内が玄関に結婚当時のスマートな写真を飾り、姿見を設置しました。心地悪いですよね。煙草は経験がないのでよくわかりませんが、ニコチンが脳に入らないと、美味しい物を食べてもその心地よさが脳内で伝達されずにニコチンなしでは完結しない脳になってしまうそうです。逆に運動するとβ-エンドルフィンが出でいわゆるランナーズハイになり幸福感を感じます。これを日常的に行うのが良いと思います。β-エンドルフィンが出るまで追い込みましょう。