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The beginning of new challenge

悩み 人間関係編

家庭において、あるいは仕事場において、あるいは友人関係において、あるいは SNS 上での人間関係において、あなたが悩みを持っているとします。

解決する手立てが何かあるかを見ていきます。

例えば、 A さんが仕事を怠けて会社を休んだとします。
あなたはそこの社長さんです。
連絡もなしに休んだ A さんに、あなたは腹を立てています。
さて、腹を立てたのはあなたですが、その原因は A さんなのでしょうか?

いいえ。そのきっかけを作ったのは A さんかもしれませんが、原因はあなたなのです。
まず A さんは、仕事を怠けて会社を休んだ。
その上に連絡を怠った。
おそらくあなたは、この二つの点で A さんに腹を立てたのでしょう。
でも、A さんの行動に、腹を立てない人がいるかもしれません。
A さんの行動に腹を立てたあなたは、こういう考えを持っているのかもしれません。

仕事を怠けるということは、許せない。
連絡を怠るということは、許せない。
なぜなら、人に迷惑をかけるから。

反対に、仕事は怠けてもいい。
連絡はしなくてもいい。
迷惑はかけてもいい。

そう思っている社長がいたとしたら、その社長はおそらく腹は立たないでしょう。

しかし、あなたの場合、腹を立てたのです。
それは先ほど列挙したあなたの固定観念があるからです。
そして、その考えは正しいと信じています。

果たして、本当にそうなのでしょうか?

人間は怠けてはいけないのでしょうか。
人間は誰かに連絡をしなければいけないのでしょうか?
そもそも人間は誰かに迷惑をかけてはいけないのでしょうか?

あなたは今まで誰かに迷惑をかけたことがないのであれば、A さんに怒りを感じるのは理解できます。
もし、そうでないのであれば、今一度考えてみてください。
あなたが今までに誰かに迷惑をかけられた事で、何かに気付かされたことはないでしょうか?
誰かの迷惑が、あなたの人生の経験の糧となっていないでしょうか?

あなたは何かを乗り越えた時、成長を感じているはずですが、その障壁は、誰かがあなたに迷惑をかけた事によるものではなかったでしょうか?

ほとんどの人は、自分が強く信じている考え、つまり信念とも言える固定観念を、疑うことすらしません。
それは、自分自身を否定することにつながるから、耐えられないのです。

自分に自信を持っている人ほど、強い固定観念を持っています。

強風で大木は折れることがありますが、柔らかい草はなびくだけで、びくともしません。
同じ様に、強く見える人の心が折れると、なかなか元には戻りにくいのです。

物事の視点は、一方だけではなく、いろんな角度から見て初めてわかることがあります。
一番わかりやすいのは、自分の立場から感じたことを再認識した後、相手の気持ち・相手の立場になって、同じ物事を考えてみてください。
必ず気づきがあるはずです。

人は誰かと関わり合いを持つことによって成長していくものです。

正しいか、そうでないか、あるいは善悪で物事を判断してしまうと、自分自身の視点以外は、見えなくなってしまいます。
そのことを常に頭に置いていてください。

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テーマの著者 Anders Norén