世の中に、5人家族が2組しかいないと仮定します。
お互いの家族のために、主(あるじ)は働いています。
ある日、もめ事が起こり、いがみ合うようになります。
それがエスカレートして、暴力をふるうようになりました。
やがて死人が出て、報復になり、全面的な戦いが始まります。
そして、片方の家族が3人残り、勝ちました。
その3人が子孫を増やしていき、やがて世の中は、5人家族が3組に増えました。
時とともに、3組の身内意識が薄らぎ、やはり争いが始まります。どの主も、自分の家族を守るために、必死です。
その結果、1組の家族が勝ち残りました。
人数を少なくし、単純化していますが、これは有史以来の人類を表しています。
人類は常に戦争をしてきました。
「防衛という名の攻撃」です。
テクノロジーが進んだ今、この戦争で人類が自滅に追い込まれる可能性が出てきました。
「誰かを守るために攻撃する」という考えが、自滅への道につながることに、我々は気づくべきです。
政治家だけの問題ではありません。
家族を守るために、誰かを攻撃したことはありませんか?
そのために誰かを傷つけたことはないでしょうか?
ひとりひとりの個人が、そういう考えを捨てないと、同じ考えの輪は広がりません。
家庭の中や学校の教育でも、「正当な理由があって、身内や仲間を守ることは、許されることだ」と教えられてきました。
ずっと続いてきたこの考え方を、急に変えることは難しいと思うでしょう。
本当に子供たちに、明るい人類の未来を残したいと思うのでしたら、人類がたどった歴史をよく観察し、地球規模で広い視野、先々を長い目で見て、よく考えて頂きたい。
人類の自滅を防ぐには、「人類全体が地球に生まれ住む身内である」という考えを、我々ひとりひとりが、態度で表していき、その輪を広げるしかないのだと感じます。
これを完璧に行動に移すことは、自分にとっても重い課題となっています。
shingo 2021年3月3日 — 投稿者
宇宙に地球より住みやすい地があると良いですね。
ただ、人間が精神的に進化しないと、移住先でも「自分以外の誰か(人間)」から守る必要が出てきます。
できれば、この地球にいる間に、他者を自分のようにとらえ、誰かと競争するのではなく、協力する事が自然に出来るようになりたいものです。
英都萬 2021年3月3日
「誰かを守るために攻撃する」のではなく、逃げる・他に移り住む等も人類や他の生物もやってきました。もう移住する地は宇宙しか無いのかも知れませんが、人類の知恵や進化に期待しています。