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The beginning of new challenge

あなたの価値観

あなたの価値観は、正しいのでしょうか?
誰がいったい「あなたの価値観は正しい」と言っているのでしょうか?

あなただけではないですか?

あなたの価値観は、あなたが「正しい」と思うから正しい。

そんなあなた自身、「何が正しく、何が間違っているか」、自分の考えをしょっちゅう変えています。

自分の価値観に照らし合わせて、「私は正しい」と思っています。
あなた以外の人も同じです。

組織もそうです。
会社や社会は、以前「これは正しい」と言っていた事を、今は「間違っている」と言う。
しかし、それは変化であって、進化しようとする証拠です。

一例を挙げます。

日本の鉄道ダイヤの正確さは、世界でも有名です。
鉄道会社は、秒刻みで時間を守らせようと社員を教育します。
「時間が遅れることは、多くの人の時間を奪うことを意味し、多大な迷惑をかける」
こういった価値観が根底にあります。
ところが、大きな人身事故をキッカケに、その価値観に変化が起きました。
「人の命が大切で、安全第一」という風に。
事故以前から、「安全第一」という標語は駅のあちらこちらに掲げてありました。
でも、価値観の優先順位は、時間の方が上だったのです。
これは鉄道会社が悪いのではなく、乗客の意識(価値観)が「時間に遅れることを許さなかった」のです。
しかし、大勢の人が犠牲になった事故によって、「時間よりも安全を重視すべき」だと、乗客が気付いたのです。
鉄道会社の価値観は、その乗客の意識(価値観)の変化を、反映させたに過ぎません。


価値観の変化、つまり、進化は止められないし、止める必要もありません。

問題なのは、自分の考えを押し付けたり、違う考え方の人を非難する事です。
現在の自分の価値観にしがみつかず、人の価値観を受け入れ、自分のためになるのなら取り入れ、自分自身を進化させて下さい。

このブログで発信している事も、共感できるところや、自分のためになるのなら、今あるあなたの価値観に加えていただけると嬉しい限りです。但し、考えても共感出来ないところは、あなたのためにはならないかも知れません。
その場合は、「そういう考えもあるのですね」と、静観していただければ、それで良いと思います。

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1 コメント

  1. 英都萬 2021年1月18日

    毎度難しいお題をありがとうございます。ある時、「日本人の標準的な思考(価値観)は内閣総理大臣では」と上司に言ったら、即否定されました。今の内閣や前内閣は標準とは思えませんし、間接選挙になると人々の考えが歪められてしまっています。いい歳になると頑固になりそう簡単には価値観は変えられません。変わり者と思われても、我が道を行きます。

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