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The beginning of new challenge

選択と結果 補足説明

前回投稿した「選択と結果」について、もう少し詳しく説明します。
まだ読んでいない方や忘れてしまった人は、これを読み進めていただく前に、前回の「選択と結果」を見直していただくと理解が早いと思います。

自分が思う方向へ人生の舵を取るのは、次から次へと訪れる、今この瞬間の選択の連続のなせる技です。
そして、舵を取る方向をまず決めないと、どっちへ進めばいいのかわからず、人生をさまようように生きることになります。
別にそれでも構わないのですが、現状向かっている方向がわからないをのであれば、目指す方向を決めることです。
目指す方向を決めると言うのは、「自分がどのような存在になりたいのか」
「どのような人間でありたいのか」
目指す自分像を思い描くことです。

そして、「そう言う自分になる」と決め、意識的に生きるのです。
それは、選択をする際、自分が目指しているものに向かっているかどうかで、選択する事です。
複数の選択肢の中からそれに合わないものを捨て、残ったものを直感で選ぶのです。

現在、
「自分がどのようになりたいかわからない」
「やりたいことが見つからない」
という状況にある人は、無意識に生きているです。
一瞬一瞬の選択を、周囲の状況・環境、あるいは自分の気分に流されて判断してしているのです。
「でそう言われても、やりたいことが今ひとつわからないのです」
「そもそもやりたいことが特にないのです」
そう嘆く必要はありません。
それを見つける方法があります。

経験を積むことです。
経験とは、行動した結果です。
行動に至るプロセスは、「思いつき→考える→行動」となります。
この循環で結果が積み重なり、経験が増えていきます。

無意識に生きている人は、これがうまく回っていません。
どう言うことかというと、まず、誰でも「思いつき」はあります。
次にどうしようか考えます。
問題はここです。
大きな大きな問題です。
次の行動に出られないのです。

それは、「ベストな選択をする事に重点を置いている」からです。

あなたは、「損得勘定」と「行動したあとの結果」ばかりに思いを巡らしています。
しかし、物事は、あなたには見えない無数の条件が関係しあって起こっています。
あなたは、数ある選択肢からベストな答えを導き出そうとするあまり、行動に踏み切れないのです。
そのことに疲れたあなたは、別の思い付きをしますが、そこでも同じ事を繰り返します。
さらに疲れたあなたは、過去の経験から「選択しやすい事を思いつき」ます。
すると、昨日と同じような今日を送る事になります。
こうして、あなたの人生は、いつも同じような時間の浪費で消えていきます。
結局、考えても答えを出せずにいる「思いつき」は、常に先送りされ、いつの間にか、人生の終盤に差し掛かってしまうことになるのです。

話を戻します。
「では、どうやって行動に移すのか?」
思い付いたあと、考える段階になったときに、自分の心が喜ぶ方へ向かってみて下さい。
喜ぶと言っても、自分が目指す方向に合っているかどうか確認して下さい。
「ただ単に、楽なほう」ではなく、「本当に望んでいる方向」に沿っているか?
本当に望んでいるものが、心の喜びにつながります。
考えているといくつか選択肢が出てきます。
その中から直感で選ぶのです。
それを行動に移すのです。
すると、行動したあとには、新たな思い付きが生まれてきます。

新しい思い付きは行動から出てきます。

その新しい思い付きについて、考え、直感で選択した後、次の行動に出るのです。
活動的な人が、次々行動を起こすのは、この循環がうまく働いているからです。
そうでない人は、「行動の結果、失敗した」と感じるのを恐れています。
「なぜそれが失敗と言えるのか?」
人生において、失敗と言えることが、本当にあるのでしょうか?
好循環を繰り返すことで、困難な状況から復活してくる人は大勢います。
それよりも、行動しないことの方が、人生に失敗したと後悔しませんか?
考えることに時間を費やすよりも、行動を繰り返す方が、大きな時間の節約になります。
さらに、経験は自信を生み、強い信念につながります。
この好循環の中で、自分のなりたいものが形作られ、自ずと見えてきます。
そうすれば、しめたものです。
この好循環を、目指すものに向かって加速していくだけです。
これが、意識的に生きると言うことです。

それでもまだ、損得基準で選択し行動しようとしてしまう人、大丈夫です。
それも人生です。
気楽だが、心が晴れることがない人生になりますが、これも経験と言えます。
別の人生の歩み方をしてみたいと思ったとき、意識的に生きる決意をすれば良いと思います。
でも、もしそんな自分にうんざりしているのであれば、いつからでもいい、意識的な人生を歩み始めて下さい。
しかし、残された時間があまり残っていないのであれば、今からの方がいい。
まだ迷っている人に、念を押して申し上げます。
損得勘定で選択すると言うのは、誰でもハマってしまいがちです。
しかし、よく考えてみて下さい。
なぜ、その選択が “得” で、別の選択が “損” と言い切れるのでしょうか?
物事は、複雑に、そして微妙に、少しずつつながっていきます。
今、あなたが見える範囲では、得に思えても、あとでなって見れば、得でもなんでもないかも知れません。
反対に、損したと思っていても、そうでなかったことはよくあることです。
あなたが知らないところで、あなたの行動の影響がつながっていき、巡り巡って、後ほどあなたやあなたの大切な人達に、良い結果が現れているかも知れません。
あなたは、そのすべてに気付いているわけではありません。あなたが見えている範囲はほんの一部だけだということを、認識しておいた方がいいでしょう。
だから、選択するときは、理性で損得を図るのではなく、自分がありたい理想像に照らし合わせ、良いと感じる選択をすればいいのです。
無駄に考え、悩み、苦しみ続ける必要はないのです。
直感を信じてみて下さい。
直感は無意味に湧いてくるのではないのです

ここで述べたことは、経験上、無意識のうちに実践されている方もいらっしゃいます。
そう言う人は、一見、自己中心的に見えますが、生き生きとしています。
そう言う私は、どうなのか?
あなたと同じ、迷える仔羊です。
ここに至るまでに、多くの人生を使ってしまいました。
しかし、同じ時代を生きる人たちと、活力のある人生を歩んでいけたら良いと思い、このブログを通じて、考えを共有していきたいと思います。

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2 コメント

  1. shingo 2021年1月10日 — 投稿者

    感想を頂きありがとうございます。

    私もこの日本に生まれ育ったことは、感謝しかないと思っています。
    でも、紛争や弾圧のある国などで生活されている人達は、今も多くいます。
    それを思うと悲しいのは、英都萬さんと同感です。
    その悲しいという思いを、自分の言動にどういう形でつなげていくのか?
    日々の選択をする際の、基準に組み込んでいきたいと思います。

  2. 英都萬 2021年1月10日

    グサッと胸に突き刺さる文章です。自由奔放に生きてきた自分の慰めにもなりました。また、今後も「何とかなるさ」と思えました。でも日本に生きているからこそ何とかなっていますが、いまだにのほほんと生きられない国が多くあることを思うと悲しいです。

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