年をとると無理がきかなくなると言います。
この時の「無理」と言うのは、体力的なことを指すと思いますが、本当は気力も衰えているのではないかと思います。
「リミッターを外せ」という言葉がありますが、限界レベルというのは、人によってかなり差があるように思います。
それは、「10代・20代でどれだけ限界レベルまで頑張った経験があるか」によるように思います。
リミッターは自分の力だけでは、なかなか外せるものではありません。
防衛本能が働くからです。
リミッターを外すためには、周りの圧力や環境によるものが大きいと思います。
仕事だったら、上司の命令やタイトな納期などです。
学生なら、部活動での厳しい練習や受験で追い込まれた時などです。
若い時に、リミッターを壊す事ができている人は、限界レベルが非常に高くなります。
しかし、30代を超え、社会的にも後輩が出来ると、自分が無理をしなくても良い状況になり、自分の周りには、無理を言う人達が徐々に減ってきます。
そうすると、限界レベルにまで、頑張らなくても良くなります。
でも、本当はリミッターを外せたほうが、更に成長出来るのです。
そんな時、リミッターが壊れている人は、意外と無理がきいたりします。
私は、このリミッターと言うのは、「経験からくる、思い込み」だと思うのです。
一般的にこれを「自信」と呼んでいますが、
過去に「ここまでできた!」という経験があると「そこまでは大丈夫なんだ」と認識しているのだと言うことです。
「若いうちに、苦労は買ってでもしろ」と言う意味は、今になってよくわかります。
あなたの限界レベルは、どのくらいでしょうか?