「バカと天才は紙一重」ということについて書きます。
この一文で、今日私が、何を言いたいのか察しが付く人は、これ以降、読む必要はありません。
「あなたは、天才です!」
自分のことをバカだと思っている人は、天才を見て、「才能の差」だと思うでしょう。
でも昔からよく言います。
「バカと天才は紙一重」と。
そんなことを言われても、バカだと思っている人には、「自分と天才とは雲泥の差」だと信じていると思います。
では、バカと天才が紙一重ならば、凡人と天才との差は、どうでしょう?
「紙一重以下」?
私は、ブログにおいては、完全な初心者からスタートしました。
駆け出しの私にすれば、ブログで稼いでいる人は天才に思えます。
ましてや、孫正義氏やイーロン・マスク氏は神レベルに思えます。
では、「自分はその人達と何が違うのか?」
彼らは、恵まれた環境で育っているからなのか?
そもそも才能の差なのか?
それも否定はしません。
でも、決定的な違いではない気がします。
天才と言われる人の、育った環境を見ればそれは明らかです。
では、自分はその人達と何が違うのか?
やはり、凡人も紙一重で、天才になり得るのではないかと思うのです。
凡人と天才との差は紙一重どころの差ではないことは、わかっています。
ただ、天才と呼ばれる人たちは、この紙一重を日々積み重ねていっただけではないのかと。
成功している経営者を見ると、普段の気配り・挨拶や言葉使い・人との接し方、少しずつですが、きちんとされているように思います。
その他にも、生活習慣・約束・時間など、どれもたわいのない、ちょっとした事の違いです。
そのひとつひとつに、特別な才能はいりません。
お店で例えます。
時々、高級なお店に誘ってくれる友人がいます。
その時に感じます。
一流の店とそうでないお店の違い。
「清潔さ・心遣い・笑顔・挨拶・商品」
それぞれ、どれもが、紙一重の違い。
しかし、それが幾つもになると、話は別です。
大きな差になります。
紙一重は、紙一重どころではなくなっているのです。
フランチャイズ店は、研修を受け、マニュアルを渡されると、お店をオープンします。
一流のすし屋は、何年も修行を積んでから、開業されます。
マニュアル通りの挨拶かどうか、そこに紙一重の差が出ます。
話を、「凡人と天才の違い」に戻します。
人の場合でも同じことが言えると思います。
日々の行動・習慣。
もっと言えば、1日の中でも細かく分けると、わかりやすいです。
朝、早く起きている人でも、「1時間さらに早く起きて、新しいことに取り組む」。
この1時間の紙一重。
これを毎日続けると、取り組み始めた「新しいこと」に関して、あなたは専門家レベルになっているかも知れません。
天才と呼ばれる人は、凡人から紙一重の行動を積み上げていった人と言えます。
だから、彼らの作るものには「神は細部に宿る」といわれるのかも知れません。
2020年8月24日